土木技術の盲点

味噌糞一緒の話

性質の違うものを一緒くたにすることを「味噌も糞も一緒」というが、土木の技術基準書の中には意外と味噌も糞も一緒にした話が多いのには驚かされる。 

 

◆ディメンジョンが合っていない

東京工業大学教授 三木千壽

トラス格点のガセットの厚さを求める式

t=20P/b

 

◆ 力のスカラー和

国土防災技術株式会社の榎田充哉

非円弧すべりにFellenius法(簡便分割法)、Fellenius法を三次元すべりに拡張したHovland法

「スカラー+ベクトル」

 

◆強さと力の足し算

国土防災技術株式会社の榎田充哉

「強さ+力=強さ」

 

◆エネルギー

ポケット式落石防護ネット

可能吸収エネルギー=可能吸収エネルギー+エネルギー消散

 

◆静的荷重と動的荷重

 

基礎工Vol.40,No.11巻頭言

見直すべきものを見直すことの必要性  

パイルフォーラム(株)代表取締役 加倉井正昭

 

・説明すべき内容の由来とか定義 をたどっていくと意外とその技術がその時の制約というか,当時の条件によって決まっており,今ではその前提が変化しているにもかかわらずそのまま使われているものがあった。

・時にはその条件自体の意味がなくなったものとか,その条件を超えて適用されているものがある。

・技術が地質調査技術,理論,設計技術,施工管理技術,経験による見識などの総合技術なのに,その一部だけが突出して発達したときに出てくる課題も関連する。ある特定の技術が大きくレベルアップしたときには,全体で考えておかしなところはないかと,立ち止まって見直すことが,技術の本当のシンポのためには重要である。

・支持杭の杭径が大きくなれば,先端支持層の層厚など地盤の影響範囲を考えて地盤調査深さについても見直すべき。

・地盤調査を最初にありきとするのではなく,地層判断など基本条件を知るための調査,基礎が決まってからの設計のための調査,施工法が決まってからの調査と3段階に分けて調査するのがよい。

・N地から粘性土の非排水せん断強度を求めることが今でも行われているが,これはもともと乱れの少ないサンプリング方法が普及していないときの暫定的なもの。容易に粘性土のサンプリングと強度試験ができるときには本来不必要なものである。

・N値が5程度より小さい場合には,全く相関がないと考えるべき。N値から推定した強度よりはるかに大きい強度になる。

・粘性土の強度はN値から推定してはならないという見直しが必要。

以下のがまま行くと辿って