2013年1月~3月

内閣官房参与の藤井聡教授の講演
内閣官房参与の藤井聡教授の講演

3月31日(日)

ザ・クラウンパレス新阪急高知で第76回自由民主党高知県連大会があり,議事終了後に,安倍政権の内閣官房参与に就任された藤井聡京都大学大学院教授により,「日本が進むべき方向」と題する講演があった。要点は下記の通り。

①アベノミクス・三本の矢とは,「金融政策」「財政政策」「成長戦略」。まだ一の矢も打たれていないのに海外投資家が円を売り出し,円安になった。円安でソニーなど日本の企業に有利になるという思惑で,株式を買い出したので株価が上がった。

②デフレ時代には実質成長率ではなく,名目成長率か重要。インフレによって給与を増やすことが重要。

③わが国の危機には,デフレ問題,大地震問題,エネルギー問題がある。これらの危機を乗り切るには国土強靱化が必要。

④国土強靱化は公共事業だけではない。強靱化八策には,経済成長についても述べている。

⑤南海トラフ巨大地震の発生確率を考慮して,モンテカルロ・シミュレーション解析を行うと,地震発生により60兆円の経済損失がありそれが10年以上継続するので,国が予測している220兆円を遙かに超える。

⑥200兆円の投資を行って国土強靱化をすれば,20年間で700兆円の経済効果を生む。

 

今西芳彦町長に三角鉛筆を贈呈
今西芳彦町長に三角鉛筆を贈呈

3月15日(金)

本山町を表敬訪問し,昨年に引き続き,えほんの店「コッコ・サン」で購入した三角鉛筆30組を贈呈させていただいた。自然と正しい持ち方が身につくように工夫された鉛筆で,店長の森本智香さんが考案したものである。今年新しく小学校に入る児童数を聞くのを忘れたが,本山小学校,吉野小学校を合わせた本山町全体で20数名であろう。昨年度は22人であった。55年前の1/6に激減している。

子供たちは町の宝である。元気に,たくましく育って,故郷である本山町を守っていって貰いたいものである。

しかし,現実は想像以上に厳しいようである。最近は本山町でも,イノシシ,シカ,サルの被害が増えている。苦労して栽培した椎茸をサルがちぎってしまう。過疎化に加え,高齢化が進んでいる。駆除しようにもハンターがが少なくなっているという話であった。

3月3日(日)

高知市神田に薬膳料理のレストラン「土佐養生膳 加尾の庭」がオープンした。四国運輸(株)の小川雅弘社長の私邸を改装したもの。お披露目の案内状をいただいていたので,家内と一緒に参加させていただいた。

「加尾」とは,幕末に活躍した土佐勤王党の志士・平井収二郎の妹で,坂本龍馬の初恋の人。明治31年の第1次大隈重信内閣で警視総監を務める西山志澄(ゆきずみ)と結婚し,「吉野園」と呼ばれていたこの場所で一時期住んでいた。

50年前に小川社長のお父上が購入。小川家の私邸として利用されていた。2010年に放送されたNHK大河ドラマ「龍馬伝」で広末涼子が加尾役を演じたことでこの庭が一躍有名になり,全国から見学者が訪れるようになったそうである。 ツツジの季節が特に見応えがあるようである。

美しい庭園,そして小川社長が世界各地から蒐集した水晶の作品を眺めながら,コース料理をごちそうになった。5番目に出てきた「春見鯛の桜蒸し わかめ餡」,6番目の「土佐赤牛ヒレ 青ネギたっぷり椎茸ソース」の2皿がメインディッシュ。8番目のご飯は,「天空の郷にこまる米のグリーンオリーブごはん」,最後は「ジャスミンティー風味の茶碗蒸し」。どのように表現して良いかわからないが,とても上品で美味しかった。

加尾の庭
加尾の庭
土佐赤牛ヒレ
土佐赤牛ヒレ
森健志郎夫妻と
森健志郎夫妻と

2月26日(火)

高知県庁3階の防災作戦室で,高野光二郎氏,桑名龍吾県会議員ら14名が,南海地震対策課の堀田課長より「なぜ,南海トラフ巨大地震対策措置法(仮称)の早期制定が必要か」についてレクチャーを受ける。1時間にわたり,とても分かり易く説明していただいた。話のポイントは,下記の4点であった。

①東海・東南海・南海地震の三連動巨大地震が30年以内に発生する確率が高い。

②この地震が発生すると,全国面積の32%に当たる30都道府県750市町村が被災する。

③全国の想定死者数は32万人,全壊棟数は238万棟を超える前例のない甚大な被害になる。

④被害総額は81兆円と予想されるが,事前対策で大幅に軽減可能。2005年アメリカのハリケーン・カトリーナでは22兆円の被害があったがこの被害は1/00の0.22兆円の事前投資で防ぐことができた。

春野陸上競技場
春野陸上競技場

2月24日(日)

「高知龍馬マラソン」のランナー3475人が9時グランド通りからスタートを切った。6km地点のナンコクスーパー前で応援する。 9時21分白バイの先導で先頭ランナーが到着。勘田氏は予定通り9時29分,その後中谷元衆議院議員,会社の北澤聖司君が次々と通過した。知人が走ると応援にも力が入る。

12時からはゴールがある春野陸上競技場のスタンドで応援。龍馬マラソンだけに,羽織袴姿の坂本龍馬に扮装したランナーが多い。中には龍馬の仮面を被った男性もいた。 下駄履きの「坊ちゃん」「お遍路」「しばてん」「タイガーマスク」といろいろ。それでも3時間から4時間台でゴールするからすごい。

 優勝は香南市出身の城武雅さん(YONDENクラブ)。2時間28分57秒。2月11日の愛媛マラソン(7992人参加)でも優勝している。

勘田益男氏
勘田益男氏
中谷元衆議院議員
中谷元衆議院議員
北澤聖司君
北澤聖司君

勘田氏とひろめ市場で
勘田氏とひろめ市場で

2月23日(土)

第1回目となる「わざわざ高知で走ろう!高知龍馬マラソン」が明日開催される。北は北海道,南は沖縄から3801人がエントリーしてきた。

石川県からは友人の勘田益男氏が来高された。彼は,昨年10月の四万十ウルトラマラソンにも出場している。「ひろめ市場」で待ち合わせて食事をする。17時と早い時間帯であったが,ひろめは満席状態で賑わっていた。客のほとんどがマラソン出場者。同席させていただいたテーブルの3人組も一人は福岡からの出場者。観光を兼ねて水曜日から高知に来ているという話であった。その方も,勘田氏も同日開催される東京マラソンの抽選に外れたと聞き,少し複雑な気持ちになった。

2月10日(日)

坂出市林田町の「林田運動公園」を会場にして,「第19回天狗マラソン大会」があった。近年はフルマラソンの人気が高まっているが,この大会は15kmと5kmと短い。しかもコースは平坦である。家内の友だちの藤本幸枝さんを誘って3人で参加した。

参加者は15kmの部が1,036名。5kmの部は555名(男子347名,女子208名)。全国から過去最多の1,591名が参加していた。

三人とも5kmを無事完走。タイムは家内が34分21秒(299位)。私は36分56秒(370位)。藤本さんは初マラソンにもかかわらず38分台でゴールした。

詳細はこちら

2月7日(木)

2月1日より桂浜の「高知県立坂本龍馬記念館」で,「第3回 高知県立坂本龍馬記念館・現代龍馬学会パネル展」が始まった。

森健志郎館長に頼まれて,坂本龍馬財団が台湾の李登輝元総統を表敬訪問したことをパネルにしていた(実際には,第一コンサルタンツの関山技術部長が作成)。出来映えが気になっていたので,展示場を覗きに行ってきた。

森館長の手がかなり加えられたのであろう。立派な仕上がりになっていた。パネル発表されているのは,下記の5作品である。

•右城猛氏「龍馬は私の偉大な先生」

•小島博明氏「鐔は知っている」土佐の幕末維新 連載を終えて

•川﨑弘佳氏「坂本龍馬を学ぼう」学習指定校 2年間の取り組み

•竹内土佐郎氏「"安田の海"は知っている~地域が紡いだ龍馬出会いの人生~」

•永國淳哉氏「龍馬・最後の帰郷」

パネル展は,2月一杯無休で開催されている。多くの人に見ていただきたいものである。

二次会は55番街の「京や」
二次会は55番街の「京や」

2月6日(水)

有機栽培にこだわって愛媛県東温市で「あいさい農園」を経営している安見和夫さんが高知に来られた。土佐町にある「有機のがっこう 土佐自然塾」(塾長・山下一穂)で有機農法を学ぶことが目的であったが,私と食事をするためわざわざ高知市内にホテルをとられた。

帯屋町の「花ころも」で食事をしながら近況を語りあった。本格的に農業をはじめてもうすぐ2年になると思うが,「野菜を販売して得られる収入よりも,支出の方が多い。自宅から農園までの移動や野菜の配達などに使用する車の燃料費が馬鹿にならない。人件費は出ない」と嘆いておられた。

それでも百姓を続けたいと思うのは,サラリーマンでは味わうことができない魅力があるのだろう。

2月4日(月)

女子柔道告発,市川團十郎の死去,中国大気汚染,北朝鮮の核実験予告など嫌なニュースが新聞紙上を賑わしている。そんな中,第一コンサルタンツには,創立50周年を祝福してくれるような嬉しい出来事があった。

書道家で元・中芸高校長の竹内土佐郎先生が,段ボールの箱に入れられた大きなものを脇に抱えて会社に来られた。箱を開けると,「維新回天 龍馬 暮雪書」と書かれた書道作品であった。暮雪(ぼせつ)は竹内先生の雅号。

「坂本龍馬財団歳忘れ大忘年会」の席で,「右城さんに書をプレゼントしますよ」と言われていたので楽しみにしていたのであるが,まさかこのような立派な書をいただけるとは夢にも思っていなかった。

我が社の宝物として社長室の一番良いところに飾り,坂本龍馬が世界を目指していたように,世界へと羽ばたける会社にしたいものである。

竹内土佐郎先生から寄贈していただいた書
竹内土佐郎先生から寄贈していただいた書

2月3日(日)

一般財団法人「坂本龍馬財団」の理事会が,はりまや町1丁目の川村ビル3階に新しくできた坂本龍馬財団事務局で開催された。四国運輸の小川雅弘社長のご厚意で開設できたという説明であった。

財団は昨年の4月1日に発足。台湾の李登輝元総統快気祝い表敬訪問,オバマ米国大統領の卒業した高校ハワイ・プナハウスクールへ短期留学が決定した嶺北高校3年生の大石すみれさんを支援,李登輝元総統の講演録と35名の手記を綴った「目を覚ませ日本!21世紀の龍馬よ!」出版,坂本龍馬像とシェイクハンド龍馬像を人の握手の鎖でつなごうというイベント「レッツゴー・ハンド・イン・ハンド」の開催,坂本龍馬財団会報「龍馬ハ生キテイル」創刊号の発行,坂本龍馬財歳忘れ大忘年会」などの事業報告があった。

森健志郎代表理事の卓抜したアイディアとリーダーシップによるところが大きい。残念ながら,代表理事はご都合で理事会を欠席されていた。

 

→「目を覚ませ日本!21世紀の龍馬よ!」書評

→「龍馬ハ生キテイル」創刊号

居酒屋「大黒堂」
居酒屋「大黒堂」

2月2日(土)

古川勝三先生ご夫妻,西森文明さんと居酒屋「大黒堂」でお酒を飲みながら会話を楽しむことができた。先生から,「高知に行くので,私の知人の西森文明さん共々一緒に夕食をしませんか」というお誘いを受けていたのである。

高知に来られたのは,廣井勇の生誕150年を記念して,古川先生の著書「台湾を愛した日本人土木技師八田與一の生涯」の序文を書かれている東大名誉教授・高橋裕先生らによる講演が明日,佐川町であり,それに参加するため。

古川先生とお会いするのは2度目。奥様,西森さんとは初対面であった。先生と西森さんは,旧知の間柄と思いきや,ブログ友だちで今日が初対面というのには驚いた。4人とも波長がとてもよく合い,話が弾んだ。価値観,目指している方向が同じなのだろう。「朋あり遠方より来たる また楽しからずや」とはこのようなことではないかと思った。

古川先生と高橋裕先生との出会いも傑作である。あるとき,松前町の先生のご自宅のチャイム音で奥様が外に出られると,玄関に年配の男性が立っておられた。その人が,河川工学の世界的権威である高橋先生であることを後で知ってびっくりされたそうである。

「人は一生のうち,出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず,一瞬早すぎず」(森信三)と言われる。人の縁とは不思議なものである。

 

西森文明さんのブログ「がんばる地上の星たち!高知と松山のまんなか・仁淀町」

1月28日(月)

テレビ番組「NHK解説委員室 大人ドリル」(22:55~23:55)で,「新・日本列島改造論~笹子トンネル事故の教訓~」が放送されていた。

「国土交通省が管轄するインフラの更新・維持管理費用が今後50年間に190兆円必要になる。日本全体では一体いくら必要なのか掴めていない。施設台帳さえ整備されていないものも多数ある。今後はPFIなどを活用しないと財政的に難しい」という内容であった。

1970年代後半から1980年代にかけてアメリカ合衆国は,道路構造物の維持管理費を削減した結果,道路施設は急速に荒廃する状況となった。1983年には日交通量9万台のハイウェーに架けられていたマイアナス橋が鋼桁の疲労ひび割れで崩落し,アメリカ北東部の経済が数ヶ月間混乱するなど,社会的に大きな損失をもたらした。

日本で「荒廃するアメリカの轍を踏むな」と言われ出して20年以上経つ。インフラの点検調査や維持補修の必要性が言われてきたものの,財政難を理由に先送りされ続けてきた。昨年12月2日の笹子トンネル天井板崩落事故で9人の死者を出してはじめて国が動き出した。日本では,多数の犠牲者を出して大きな社会問題にならない限り対策が講じられない。忸怩たる思いだ。

竹田恒泰先生と
竹田恒泰先生と

1月27日(日)

「中谷元を支える経営者の会設立パーティー」が17時より城西館であった。ゲストとして竹田 恒泰(たけだ つねやす、昭和50年)先生が出席され,「日本の天皇」に関して約45分の講演があった。

先生は旧皇族「竹田宮家」の生まれ。明治天皇の玄孫(やしゃご)に当たる。慶應義塾大学の講師,一般財団邦人竹田研究財団の理事長をされている。

数年前から,「日本人のアイデンティティとは?」,「日本人は外国人と何が違うのか?」ということが気になり出した。そうした中で読んだ本に,竹田先生の書かれた「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」があった。

講演で特に印象に残ったのは下記の点であった。

①日本は世界一長い2千年以上の歴史を持つ国家。「中国4千年の歴史」と言われるが,明,清などと変わっている。現在の中華人民共和国はまだ60年ほどの歴史しかない。

②リンカーンが「人民の人民による人民のための政治」と演説したことで,アメリカが世界で最初に民主主義国家を作り上げたように思われている。しかし,それより千年以上も前から日本は天皇自ら「国民のために天皇がある」と考え,国民本位の政治を行って国を治めてきている。「仁徳天皇が,夕食の時刻になっても民家から炊煙が上がっていないのをご覧になり,徴税の停止を命じた」とい話が古事記に残されている。

③終戦後,昭和天皇はマッカーサーに対して「この戦争の責任は,すべて自分にある。自分の命はどうなっても構わない。1億の民を飢えさせないでほしい」と話された。マッカーサーは,命乞いをしに来るだろうと思っていたのでとても驚かれた。神風特攻隊のように国民が国を守るために自らの命を捧げることがようやく理解できたそうである。

日本のことを知ろうと思えば,「古事記」を読むのが一番良い。二ヶ月に一度,松山市の椿神社会館で講演会(竹田研究会)を開催されているというお話であった。是非, 聴講させていただきたいものである。

1月24日(木)

愛媛大学矢田部研究室と3回目となる新年会を国民宿舎「桂浜荘」で行う。

3年前に,「留学生を連れて中土佐町の黒潮本陣に行くが一緒に新年会をしませんか」と矢田部先生に誘っていただいたのが最初であった。昨年も留学生を交えて愛媛県中山町の「花の森」ホテルで行った。

矢田部先生は,愛媛大学理事・副学長,社会連携推進機構長,防災情報研究センター長など数多くの要職に就いておられ,大変多忙である。今日も,土木学会主催の第7回南海地震四国地域学術シンポジウムが高松であり,その帰りに高知に寄っていただいた。今年は留学生抜きなので少し寂しい新年会になった。

翌日,中島淳子さんから,「桂浜荘がよかったので、今年の11月の地盤工学会四国支部技術研究発表会は桂浜荘で行うことに決めました。朝日も素晴らしく,とっても気持ちのいいところでした。」というメールをいただいた。

 

1月19日(土)

「萩の茶屋」で本山中学校の同窓会。宇佐湾の東端の萩岬にあるこの店は,海鮮料理で人気の店である。名前は知っていたが食事をするのは初めてであった。川村征行君が支配人をしているホテル「ツーリストイン高知」に18時に集合。萩の茶屋の送迎バスに乗る。参加者は19名。幹事はいつもの高橋守君。

同窓会は,2011年8月に三翠園で行ったとき以来。全員62歳。爺,婆になっている。私のように現職の者もいるが,定年退職して第二の人生を楽しんでいる。とても明るく元気である。よく考えれば当然のこと。健康で生活にある程度のゆとりがあるから参加できる。話題にはならなかったが,この歳になればそうではない同級生も増えていることだろう。


1月18日(金)

高村光太郎の「智恵子抄」に「智恵子は東京に空がないという ほんとの空が見たいという」という一節があるが,今日の東京の空は見事なほど晴れ渡っていた。パークホテル東京」のフロントがある25階の窓の外に東京タワー,その奥には真っ白く雪を被った富士山が鮮明に見えた。切り取って額に入れておきたいような景色である。

34階建ての超高層ビル「汐留メディアタワー」(共同通信社の本社ビル)の24階から上がホテルになっている。このホテルの売りは窓からの眺望。最高である。

11時5分発のANAで高知に帰る予定であったが,「使用機の遅れ」のため出発が40分遅れた。北海道が積雪でダイヤが乱れていたようである。ボーイング787のバッテリー異常による運航中止の影響があったのかも知れない。

機内から見られた富士山の美しさにも感動した。

パークホテル東京のフロント(25階)からの展望(1月18日)
パークホテル東京のフロント(25階)からの展望(1月18日)
飛行機から眺めた富士山(1月18日)
飛行機から眺めた富士山(1月18日)

1月17日(木)

 地盤工学会で「落石対策工の設計法と計算例」の第2回目となる編集委員会。昨年の11月8日に開催した初回委員会では目次,執筆方針,各章の主査を決定した。今回は,20名の執筆者のうち,13名が参加し,各章の執筆内容について協議した。

本書は,現場で落石対策の調査・設計・施工に携わる実務者を対象にするもの。過去の落石・岩盤崩壊事例や現場実験,数値解析等に基づいた研究から得られた最新の知見を,実務にも活用できるように計算例やビデオ画像を交えて具体的かつ分かり易く紹介する予定である。

読者の多くはマニュアル的な記述を望む。しかしそうすると,読者は思考停止になる。落石対策技術の発展が止まってしまう恐れがある。売れないかもしれないがマニュアル的な本にはしたくない。

現場で観察された現象や実験から得られた結果は事実であるが,それによって得られた知見は真実ではない。仮説に過ぎない。落石対策に関する研究は歴史が浅い。改善すべき点が数多く残されている。知見は事実の蓄積によってのみ真実に近づけることができる。読者が現場で遭遇する事実を無視するのではなく,分析考察して過去の知見を訂正しつつ落石対策技術の発展につながるような本になればと考えている。

13時から17時まで活発な議論をした後,千石から新橋の居酒屋「月の房」に移動し,10名で酒を酌み交わしながら夢を語り合う。 「3人寄よれば文殊の知恵」と言われるが,経験豊富な20人の知恵を結集すれば,私たちの大きな夢を実現させるのも決して不可能ではないと思えた。

1月14日(月)成人の日

今日は「成人の日」。以前は1月15日と決まっていたが,2000年から1月の第一月曜日となった。

成人式を挙げるのは,前日の日曜日が圧倒的に多い。高知市も昨日であった。県外に出ている若者が参加しやすいためだろう。

今年,成人式を迎えたのは全国で122万人。最も多かった1970年(昭和45年)の246万人に対して半数を初めて下回った。

セイコーホールディングスが新成人に行ったアンケート調査で,自分の将来に不安を感じるか質問したところ,「感じる」「多少は感じる」が90%にのぼり,「就職難・雇用不安」を理由として挙げた人が圧倒的に多かったと報じられていた。

第一コンサルタンツでは,新卒者の求人を積極的に行っているがなかなか応募してもらえない。昨年の年末に,同業者の社長と話す機会があったが,状況はどこも同じようである。

リクルートワークス研究所の調査によると,民間企業への就職を希望する大卒者は,平成17年以降は毎年45万人で横ばい傾向にある。しかし,求人数は平成20年に95万人(求人倍率2.17倍)であったものが平成25年度には55万人(求人倍率1.27倍)まで落ち込んでいる。

建設業は現在人手不足の状態にある。東日本大震災の復旧復興,首都直下型地震および南海トラフ巨大地震対策など公共投資が大幅に増えているためである。調査測量設計を行う我々の業界では,昨年から猫の手も借りたいほど多忙である。

働く意欲のある若者は我々の会社に就職し,国民が安全安心に暮らすことができる「強靱な国土形成」の仕事に携わっていただきたいものである。

現在の若者は安定志向が強く,公務員や大企業を志望する人が多い。これが就職難の原因になっている。中小企業や田舎の零細企業でも安心して働ける仕組みを国の施策としてつくることができれば,安倍政権が目標としている雇用拡大とデフレ不況からの脱却が一気に実現すると思う。  

 

1月9日(水)

年末に五大開発(株)の佐藤裕司氏,高森秀次氏が来社されたので,「目を覚ませ日本!21世紀の龍馬よ!」を贈呈させていただいていたところ,土木技術の情報をネットで配信している「いさぼうネット」の四方山話コーナーに,「出でよ!竜馬!」と題する書評を書いていただいた。→書評はこちら

1月7日(月)

今日は会社の仕事初め。年頭の挨拶をした後,本社の社員全員に今年の抱負や決意を絵馬に書いてもらい,幹部社員で土佐神社に参拝して絵馬を奉納する。

社業繁栄と安全祈願のため土佐神社(志奈禰様)に参拝するのは,私が社長に就任してからなので今年で6回目。会社の業績は順調に伸び,社員の増加によって絵馬が年々巨大化している。

 初詣会社の伸びを絵馬に見る

 年頭の思い叶えよ志奈禰様(しなねさま)

戦後のインフラ整備でわが国は奇跡的な高度経済成長を遂げた。しかしバブル崩壊後のデフレ不況による財政危機で,公共投資は大幅に削減された。高知県測量設計業協会の調べによれば,高知県発注の委託業務は平成20年度に平成14年度の1/2まで激減している。

平成23年3月11の東日本大震災を境に,世の中のムードは様変わりした。「無駄」「悪玉」と呼ばれていたものが一変して,「公共事業が日本を救う」とまで言われるようになった。

昨年の12月16日の衆議院総選挙では,「国土強靱化」を政権公約として掲げた自由民主党が圧勝した。「10年間で200兆円の公共投資を行い,近い将来予想されている首都直下型地震,南海トラフ巨大地震が起きても致命的なダメージを受けない強くてしなやかな国土をつくり,同時にデフレ不況から脱却させGDPを現在の400兆円から900兆円まで拡大させる」という壮大な構想である。

安倍内閣は,国土強靱化の提唱者である京都大学の藤井聡教授を内閣官房参与に任命した。公共投資を積極的に推進しようとする決意の表れであろう。

今年は,我々が待ちに待った「公共事業復活元年」になる。久方ぶりに見通しが明るい正月を迎えることができた。

本宮にて
本宮にて

1月6日(日)

2006年より家内と続けている金比羅さんへ初詣。参道入り口で家内と大学時代から友人の馬場千津子さんと待ち合わせて一緒に参拝。

参道の石段は,本宮までが785段,奥社までが1368段。早朝ジョギングで鍛えているつもりであるが,使う筋肉が違うので結構きつい。

今年は私にとって勝負の年。金比羅さんで初めてのおみくじを引く。結果は「大吉」で,「おもうがままになる運です。短気をいましめて身をつつしみ,何事にも心静かに他人とよくよく相談して事をなさい。すべて心のままになるでしょう」とのこと。大いに力をいただいた。

 正月の金比羅詣り八回目

 初詣大吉引いて心決め

 計画の答え求めて初みくじ

 節目年飛躍願いて絵馬吊し

 初詣ケーキ楽しむ神椿

 初詣讃岐うどんに満たされし

 

1月1日(火)

ホテル法華クラブ大分で元旦を迎えた。孫の祐希を連れて家族で昨日より大分に来ている。

祐希は東日本大震災の1週間後に生まれた。もうすぐ1歳10ヶ月になる。見るもの聞くものに興味を示し,どんどん吸収していく。今の時期にいろいろなことを体験させてやりたい。そう思い,昨日から2泊3日の日程で大分に来た。

昨日はアフリカンサファリパークでライオン,トラ,ゾウ,キリン,ラクダなどを見せ,乗馬体験もさせた。今日は,高崎山自然動物園でニホンザル,大分マリーンパレス水族館「うみたまご」でカメ,イルカショーを見物。午後には別府地獄巡り。龍巻地獄,血の池地獄,かまど地獄,鬼山地獄,白池地獄,山地獄,海地獄,鬼石坊主地獄を順番に見て回った。1歳の幼児にはハード過ぎたのか,夕方には「パパ,抱っこ」を連発しだした。爺でも婆でも駄目。

 →旅行記  

明礬温泉の湯ノ花小屋 12月31日
明礬温泉の湯ノ花小屋 12月31日
血の池地獄 1月1日
血の池地獄 1月1日

 

 

以前の出来事